SIDR HONEY

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マルハバ シドルハニー (Marhaba Sidr Honey)


 日本では未だほとんど知られていないシドルハニーというハチミツ。イスラム諸国では高級高価な蜂蜜として珍重されています。ナツメ属のシドルの木から採れる濃厚な味わいの蜂蜜は古くから人々の健康の維持に役立ってきました。きっとあなたの生命にも活力を与えてくれることでしょう。 

 シドルハニーといえばイエメンのハドラマウトが有名になりましたが、パキスタン北部エリアもシドルハニーの有力な産地の一つです。パキスタンで採れたシドルハニーは国内ではほとんど消費されず、その多くはイエメンやサウジアラビアに輸出され、そこで国産として売られているようです。なぜかと言えば、アラブ、イスラム諸国で特別な意味を持つシドルハニーは人気が高い上、絶対的生産量が少なく(それはシドル(Sidr)の木が乾燥地帯に植生し、木の数が少なく、その花は小さく、蜜を集めるハチも小さいため、結果採れるはちみつの量が少なくなってしまう)、さらに各年の天候による生産量の不安定さのため価格が高価になりやすく、お金持ちの人しか買えないからです。パキスタンの首都イスラマバードに住む友人にも珍しいこの蜂蜜、その辺の店では売られているのを見たことがないそうです。

シドルの木
 シドル(Sidr)は一年に数日しか雨が降らないような乾燥した土地に深く根を張って自生し、少ない雨で多くの実りを人々に与えてくれます。根、樹皮、幹、葉、花蜜、果実の全てが食物、薬、木工材料、燃料などに利用されます。 シドル(Sidr)は背の低いタイプと高いタイプがあり共に鋭い棘(直立とフック状のペア)があります。低いタイプは動物避けに垣根などにも利用されます。
 シドル(Sidr)はクロウメモドキ科ナツメ属の木で日本のナツメの木の遠い原種のひとつと思われます。ナツメの実は大棗(たいそう)、サネブトナツメ(ナツメの原種)の種は酸棗仁(さんそうにん)として日本薬局方にあるように、アラブ、イスラム諸国でもシドル(Sidr)は葉から根まで古くから薬として利用されてきました。シドル(Sidr)の花から採れるはちみつもその一つです。濃い褐色の色、薬を思わせる独特の味と香り、そして高い抗菌性は実験で証明されています。

ハチと採蜜
 パキスタンに生息するミツバチはセイヨウミツバチ(Apis mellifera)、オオミツバチ(Apis dorsata、コミツバチ(Apis florea、トウヨウミツバチ(Apis cerana,ヒマラヤ地方にはヒマラヤオオミツバチ(Apislaboriosaと多くの種類がいます。シドル(Sidr)から花蜜を集めるのはコミツバチです。通常養蜂家は巣箱を地面に設置してミツバチを管理しますが、シドル(Sidr)のはちみつを集めるためには、小さめの巣箱を木の上に設置します。それはミツバチの生息環境がそもそも違うためで、同じグランドレベルに巣箱を設置すると、大きいミツバチと小さいミツバチが喧嘩を始めてしまいます。

 シドル(Sidr)には鋭い棘があるので、巣箱の設置、回収作業も重労働です。作業はプラスティックのスーツを着て行ない、棘から体を守ります。また当然ながら、シドル(Sidr)にハチが作った野生の蜂の巣もあります。経験を積んだ採取者は煙でハチを追い払い、巣に穴を開けるか、枝ごと切り取ってはちみつを採取します。

 パキスタンではシドル(Sidr)は一般的にウルドゥ語で Ber, Bairy などと呼ばれ、花期は3〜4月にかけて一ヶ月ほどです。パキスタンのシドル(Sidr)の自生区域は北部乾燥エリア-Swat,Noshehra,Fatehjung, Kohat, Mohra Shareef ,Bannu,Karakなどです。


マルハバ シドルハニー
 この度ご紹介するパキスタン産シドルハニーを提供するマルハバ ラボラトリー社は、パキスタンを代表するハーブ製品、健康食品、製薬会社で、その製品の数々はパキスタンの家庭常備薬となっています。良好な環境で管理生産した純粋シドルハニーはパキスタン国内で医師の処方に基づいて薬として販売されているものです。これを日本向けにパッケージしシルクロードから皆様にお届けします。

Sidr Honey について詳しくはこちら http://www.sidrhoney.jp

はちみつの輸入関税:WTO加盟国のパキスタンからの輸入には25.5%の関税がかっています(一般30%)

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